弁護士岩本尚光|静岡県全域の財産犯・刑事弁護相談
財産犯で逮捕・呼び出しを受けた方へ
財産犯は、他人の財産や財産上の利益を侵害する犯罪の総称です。窃盗、万引き、詐欺、横領、業務上横領、背任、恐喝、強盗、特殊詐欺の受け子・出し子、口座譲渡など、さまざまな類型があります。
- 家族が窃盗・万引きで逮捕された
- 警察から窃盗・詐欺・横領で呼び出された
- 店舗から被害弁償を求められている
- 会社のお金を使ったとして横領を疑われている
Worriesこのような場合は早めにご相談ください
財産犯では、早い段階で事実関係・被害額・被害者対応・取調べ対応を整理することが重要です。逮捕されていない在宅事件でも、呼び出しや示談対応を軽く考えないことが大切です。
家族が逮捕された
警察署、罪名、逮捕日時を確認し、早期接見を検討します。
警察から呼び出しを受けた
取調べ前に、話すべきこと・確認すべきことを整理します。
店舗や被害者から連絡が来ている
直接対応でこじれる前に、被害弁償・示談の進め方を検討します。
被害弁償をしたいが方法が分からない
金額、支払方法、示談書、領収書、宥恕文言を整理します。

Basics財産犯とは
財産犯は、他人の財産や財産上の利益を侵害する犯罪です
財産犯とは、他人の財産や財産上の利益を侵害する犯罪の総称です。主な類型として、窃盗、万引き、詐欺、恐喝、横領、業務上横領、背任、強盗、盗品等関与、特殊詐欺関与、口座譲渡などがあります。
特殊詐欺・口座譲渡は特に注意が必要です
特殊詐欺や口座譲渡では、「軽いアルバイトのつもりだった」「少し貸しただけだった」と考えていても、組織的犯罪の一部として重く見られることがあります。SNSやメッセージ履歴、報酬、移動履歴、役割の整理が重要です。
Types財産犯の主な種類
| 類型 | 内容 | 重視されやすい事情 |
|---|---|---|
| 窃盗・万引き | 他人の物を盗む犯罪です。店舗での商品持ち出し、置き引き、自転車盗、車上荒らしなどが問題になります。 | 被害額、常習性、前科前歴、被害品の返還、被害弁償、示談、家族の監督、治療・カウンセリングの必要性。 |
| 詐欺 | 人をだまして財物や財産上の利益を得る犯罪です。給付金・保険金不正受給、投資話、契約トラブルなどで問題になることがあります。 | 故意、だます行為、錯誤、財産移転、被害額、民事トラブルとの境界、返済状況、やり取りの内容。 |
| 横領・業務上横領 | 自分が管理している他人の財物を不正に自分のものにしたと疑われる事件です。会社の金銭、預かり金、売上金、経費などが典型です。 | 管理権限、使途、被害額、会社との示談、被害弁償、懲戒・退職、民事請求、再発防止策。 |
| 背任 | 他人のために事務を処理する者が、その任務に背いて財産上の損害を与える犯罪です。 | 任務違背、図利加害目的、損害の有無、会社規程、取引資料、会社法・民事責任との関係。 |
| 恐喝 | 暴行・脅迫により、金銭や財物を交付させる犯罪です。債権回収や示談交渉のつもりが恐喝と疑われる場合があります。 | 脅迫文言、相手方の畏怖、交付との因果関係、やり取り、金銭請求の根拠。 |
| 強盗 | 暴行・脅迫を用いて財物を奪う犯罪です。コンビニ強盗、路上強盗、ひったくりから強盗化するケースなどがあります。 | 暴行・脅迫の程度、身体への危険、強盗致傷、事後強盗、共犯関係、被害回復。 |
| 盗品等関与 | 盗品と知りながら保管・運搬・譲受けなどをする犯罪です。フリマアプリ、中古品買取、知人からの依頼で問題になることがあります。 | 盗品と知っていたか、疑うべき事情があったか、取得経緯、価格、メッセージ履歴。 |
| 特殊詐欺関与・受け子・出し子 | 現金やカードを受け取る受け子、ATMから引き出す出し子、見張り、運搬などです。 | 本人の認識、役割、共犯関係、被害額、被害者数、報酬、指示役とのやり取り、勾留・接見禁止。 |
| 口座譲渡・キャッシュカード譲渡 | 銀行口座、キャッシュカード、暗証番号を他人に譲渡・貸与するケースです。 | 譲渡・貸与の経緯、対価の有無、相手方とのやり取り、口座が何に使われたか、特殊詐欺との関連。 |
同じ財産犯でも、被害額、被害者対応、前科前歴、役割、証拠関係によって弁護方針は大きく変わります。
Key Factors財産犯で重視されやすい事情
- 被害額
- 被害品の返還の有無
- 被害弁償の有無
- 示談の有無
- 被害者の処罰感情
- 初犯か再犯か
Arrest Flow逮捕された場合の流れ
- 逮捕
警察に身柄を拘束され、取調べを受けます。家族は警察署・罪名・担当部署を確認しましょう。
- 弁護士との接見
黙秘権、供述調書、今後の見通し、家族への連絡を確認します。早期接見で方針を確認します。
- 検察官送致
逮捕後、短期間で検察官へ送致されることがあります。身柄事件では時間が限られます。
- 勾留請求の判断
検察官が勾留請求するかを判断します。逃亡・証拠隠滅のおそれが争点になります。
- 勾留質問・勾留決定・勾留阻止・準抗告・取調べ対応・被害弁償・示談交渉・起訴・不起訴の判断・起訴後の対応
裁判官が勾留の必要性を判断します。勾留を避けるため、住居、仕事、監督体制、示談状況、証拠隠滅のおそれがないことを主張します。身元引受人や生活状況の整理が重要です。
Non-Custodial Case在宅事件の場合の流れ
逮捕されていなくても、軽視しないことが大切です
在宅事件では、警察から呼び出しを受け、取調べを受けます。必要に応じて証拠品の提出や実況見分が行われ、事件が検察官へ送致されます。
Settlement示談・被害弁償の重要性
被害者がいる事件では、被害回復の姿勢が重要です
財産犯では被害者がいるため、被害弁償や示談が重要になりやすいです。被害弁償とは、被害額や損害を弁償することです。
示談書で検討すること
- 被害弁償額
- 支払方法・分割の可否
- 謝罪文
- 清算条項
- 被害届取下げ
- 宥恕文言
Defense Policy事件類型別の弁護方針
万引き・窃盗
店舗での商品持ち出し、置き引き、自転車盗、車上荒らしなどが問題になります。
- 被害品の返還・被害弁償
- 店舗・被害者との示談
- 反省文・家族の監督
- 再発防止策
詐欺
だまして財物や利益を得たと疑われる事件です。民事トラブルとの境界が問題になることもあります。
- 故意の有無の確認
- だます行為の有無の検討
- 契約内容・やり取りの整理
- 被害額の確認
横領・業務上横領
預かっていた他人の財物を不正に自分のものにしたと疑われる事件です。
- 管理権限の確認
- 使途の確認
- 被害額の精査
- 会社との示談・被害弁償
背任
任務に背いて財産上の損害を与えたと疑われる事件です。
- 任務違背の有無
- 図利加害目的の有無
- 損害の有無・金額
- 会社との交渉

Interrogation取調べで注意すべきこと
反省を示すことと、事実と違うことを認めることは別です
- 取調べでは黙秘権がある
- 記憶と違う内容の調書には署名押印しない
- 分からないことを推測で話さない
- 「たぶん」「そうかもしれない」が断定的に調書化されることがある
- 共犯者や余罪について、あいまいな供述をしない
- 被害額や役割について、よく確認する
For Family家族ができること
警察署・罪名を確認する
逮捕場所、警察署、罪名、担当部署を分かる範囲で確認します。
早期に弁護士へ相談する
本人に直接連絡できない場合は、接見を依頼することを検討します。
身元引受人を検討する
住居、仕事、学校、家族の監督体制を整理します。
被害弁償の原資を検討する
示談・被害弁償のため、支払可能額や方法を確認します。
Juvenile Case少年事件の財産犯
少年事件では、更生環境や家庭環境も重視されます
少年による万引き、窃盗、特殊詐欺関与、口座譲渡が問題になることがあります。少年事件では、処罰だけでなく、更生環境や家庭環境が重視されます。
Support弁護士に相談するメリット
逮捕直後に接見できる
本人に取調べ対応を助言し、家族へ状況や今後の流れを説明できます。
勾留阻止・早期釈放を検討できる
身元引受人、住居、仕事、示談状況などを整理し、意見書等を準備します。
示談交渉の窓口になれる
被害者との直接接触を避け、謝罪・被害弁償・示談を適切に進めます。
弁護士に依頼すれば不起訴になると決まっているわけではありません。ただ、早い段階で事実関係・被害対応・取調べ対応を整理することで、現実的な方針を立てやすくなります。
Our Policy財産犯の刑事弁護で、弁護士岩本尚光が大切にしていること
まず事実関係を丁寧に確認します
本人の言い分と証拠を分けて整理します。
被害回復を重視します
被害者がいる事件として、被害弁償・示談の可能性を早めに検討します。
取調べ対応を助言します
不利な供述調書が作られないよう、方針を確認します。
早期接見を重視します
逮捕・勾留されている場合は、早く本人の状況を確認します。
Consultation Flowご相談の流れ
- お問い合わせ
逮捕の有無、警察署、罪名、被害額、呼び出し日、事件の概要を分かる範囲でお知らせください。
- 初回相談・接見
逮捕されている場合は接見を検討し、在宅事件では相談で取調べ対応や資料を確認します。
- 事実関係・証拠の整理
被害額、被害者、供述内容、防犯カメラ、SNS、通帳、会社資料などを整理します。
- 弁護方針の検討
否認、認める事件、示談方針、身柄解放、不起訴、起訴後対応を検討します。
- 勾留阻止・早期釈放対応・被害弁償・示談交渉・取調べ対応・起訴・不起訴の判断に向けた活動・起訴後の対応・解決後の再発防止
身元引受人、住居、仕事、学校、示談状況、証拠隠滅のおそれがない事情を整理します。被害者、店舗、会社、金融機関などとの対応を、弁護士が窓口となって進めます。

FAQよくある質問
財産犯とは何ですか?
万引きでも逮捕されますか?
初犯の万引きなら不起訴になりますか?
被害弁償をすれば前科は付きませんか?
示談すれば不起訴になりますか?
財産犯は、早期の被害対応と取調べ対応が重要です
窃盗、万引き、詐欺、横領、背任、特殊詐欺関与などの財産犯では、被害額、被害弁償、示談、前科前歴、常習性、本人の役割、反省、再発防止策が重要になります。逮捕された場合は、接見、勾留阻止、早期釈放に向けた対応が必要です。在宅事件でも、警察・検察の呼び出しや取調べにどう対応するか、被害者との示談をどう進めるかで、その後の流れが変わることがあります。財産犯で逮捕された方、ご家族が逮捕された方、警察から呼び出しを受けている方は、まずは状況を整理するところからご相談ください。